ビルの入り口です

本日、あの爆発炎上ビル内へ行って参りました!
正面エントランスは閉鎖されている為、通用口より内部に入ります。警察とビル側の警備との2重のチェックがあり、名前と行き先を書いて中へ入ります。とはいっても、特にそれ以上何かチェックされることはありませんでした。他の会社関係の人なんかはおそらく身分証明とか見せていると思いますが、2階の各医院の患者さんは「病院ですね~、恐れ入りますが、お名前と時間だけ記入してください」という感じでした。
エレベーターなどは通常通り動いているようでした。
エントランス内側より

エントランスの内部より外をみたところです。 携帯のカメラなのでちょっとわかりにくいと思いますが・・・・・。こちら側のエントランスは閉鎖されています。テレビでごらんになった方はサ○クスの向かって左側になります。 尚、このビルの1階のサ○クスまだOPENしていないのですが、ニュースで「1階のコンビニエンスストアなどはまだ営業ができない模様です」と言ってしまい、その後、訂正で「このコンビニエンスストアはまだOPEN前でした」というようなことを言っていました。OPENが何日予定だったかは忘れましたが、開店そのものは遅れるかも知れませんね。多分内装はほぼ終わって陳列前くらいだったと思いましたが。
その横のパソコン。スクールのア○バも、もちろんまだです。
待合室

待合室の様子です。ここは歯科の方ではなく、その隣の皮膚科の方の待合室です。消火作業が早くできたため、影響はまったくなかったようです。
歯科助手の方の話では、診察中ではありましたが、1人の人が「すぐ避難するように」と言いに来て、ちょうど治療もキリのよいところだったので、すぐに避難し、特に被害は何もなかったようです。
歯科、皮膚科ともに、医師とは特にその話はしませんでした。基本的には日常とさほど変わらない感じでした。窓を足場とシートで囲われてはいましたが、これ自体も、一見、よくある「ビル改装」とそれほど変わりません。上層階の様子はわかりませんが、今日あたりは、警官や報道陣よりもビル工事の人の方が多いので、特にそんな感じです。

とは言うものの、館内に火災の後の「きな臭い」においは、あちこちでしていました。
これは、2階から1階へ向かう階段部分です。このあたりは直接燃えたわけではありませんが、煙はかなり入ったはずです。殉職された警官の方はここのもうすこし上の3階と4階の間で煙にまかれて倒れての、一酸化炭素中毒死でした。あまり変なところへいくと怒られそうなので、ちょいと見渡せる範囲内で撮影をしてみました。
本日のビル外観です。

足場とシートで覆われ、地上から見た感じでは、あの時のようなおどろおどろしさは少し和らぎました。パッと見には「ちょっと黒ずんだビルの外装を直してます」という感じです。報道関係者は1~2社くらいがちょっと待機して少し撮影して去っていく・・・・・・といった感じです。上層階の会社の人も多少出入り
しているようでした(営業しているわけではないかも知れませんが)。でも、なんか皮肉なもので、このビルって、ビルの所有者が「第一●命」でその他にも入居しているのが「綜合●備保障」なんですね。

直接事件のあった階はまだこんな感じです。
でも、144リットル分のガソリンによる爆発にしては、これでも被害は最小限だったといえるのかもしれませんね。
死して語ることのない犯人にはもう聞くことができませんが、きちんと制服にみをつつみ、近所の有料駐車場に車を止め、ポリタンク8つ分のガソリンを台車で運び込み、テープとカウンターでバリケードを築き、刃渡り40センチの刃物とボウガンのようなものを抱えて、冷静にガソリンをまき・・・・・・
巻き添えで亡くなった警官の方と、人質となった支店長さんはもうもどりませんが、あたりの交通量はそれまでと変わらず多く、行き交う人も多く、この壁が修復され、事件のあった4階も次第に修復されていくことでしょう。
私、10年以上東京・渋谷区に住んでいて、やはり色んな事件とかありましたが、ここもやっぱり都会の一角だったんだなぁと、ちょっと実感してみました。